第2章

登録販売者試験:第2章「人体の構造と働き(泌尿器系・感覚器官)」の暗記ポイント・要点まとめ

前回、前々回の記事に引き続き、「人体の構造と働き」についての要点まとめです。

泌尿器系と感覚器官(目・鼻・耳)を学んでいきましょう。

吉田
吉田
以前の要点まとめは下記にて確認ができます!

この記事からは長い長い、「人体の構造と働き」の後半戦に突入です!

この泌尿器系・感覚器官を終えたら、次が最後の項目になりますので、頑張ってついてきてください!

泌尿器系

泌尿器系は、血液中の老廃物を尿として体外へ排泄するための器官系です。

腎臓・副腎から始まり、尿路、膀胱、尿道、前立腺で構成されています。

下記では、それぞれの臓器・組織を説明していきます。

腎臓

腎臓は横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、尿管・動脈・静脈・リンパ管などが繋がっています

糸球体は毛細血管が小さな球状になったもので、血液から尿を濾す働きがあります。

腎小体は袋状の「ボウマン嚢」が糸球体の外側を包み込んだものです。

血液中の老廃物を除去する役割があり、 99.2%は尿細管にて再吸収され、残りの0.8%が原尿として尿管へ運ばれます。

腎臓の主な5つの働き
  1. 糸球体で血液から尿を濾す
  2. 水分・電解質の排出調節
  3. 血圧を一定範囲内に保つ
  4. ビタミンDの活性化及び骨の形成・維持
  5. 骨髄での赤血球の産生を促進するホルモン分泌

副腎

左右の腎臓の上部の構造は、皮質と髄質の二層構造です。

副腎皮質では、「副腎皮質ホルモン」が産生・分泌され、副腎皮質ホルモンの一種である「アルドステロン」は電解質と水分の排出調整を行っています。

副腎髄質では、自律神経系に作用する「アドレナリン/ノルアドレナリン」が産生・分泌されています。

尿路

腎臓から膀胱を経て、尿道に至るまでの尿の通り道を尿路と呼びます。

尿は腎臓で血液を濾過して作られるため、健康な状態であれば細菌などの微生物は存在しません

膀胱

尿を一時的に溜める袋状の器官です。

膀胱の出口にある「膀胱括約筋」が緩むことによって、膀胱壁の排尿筋が収縮し、排尿に至ります。

尿道

女性・男性と尿道の長さが異なります。

女性は尿道が短いため膀胱炎になりやすく、男性は加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難になりやすいとされています。

高齢者は膀胱・尿道の括約筋が低下し、膀胱内の容量が減少することによって頻尿になりやすく、尿失禁などが起こります。

感覚器官

感覚器官は、「目・鼻・耳」のことを指しています。

吉田
吉田
それぞれの項目を詳しく解説していきますね!

目は可視光線(人が感じることのできる光)を感じる器官です。

眼球は眼窩(がんか)に納まっていて、角膜や虹彩などの光を感じる仕組みが備わっています。

目の組織について
  1. 角膜:黒目部分を覆う透明な膜
  2. 強膜:乳白色の比較的丈夫な結合組織(白目の部分)
  3. 眼房水:角膜と水晶体の間に満たされている組織液により、光の量を調節する
  4. 虹彩:水晶体の前にあって、瞳孔を散大・弛緩により光の量を調節する
  5. 硝子体:水晶体から網膜までの眼球内に満たされている透明なゼリー状の組織
  6. 水晶体:周りを囲んでいる「毛様体」の収縮・弛緩によって焦点の調節を行なう
  7. 網膜:視細胞が密集している

「水晶体」は、毛様体の収縮・弛緩によって焦点の調節を行ないますが、近くを見るときは丸く、厚みが増し、遠くを見るときは扁平になります。

「網膜」は視細胞が密集していますが、2種類の視細胞(光を感じる視細胞と色を感じる視細胞)で光と色を識別しています。

網膜にある視細胞が光を感じる反応には、「ビタミンA」が必要不可欠です。

ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下(夜盲症)を生じます。

「眼瞼(まぶた)」は、皮下組織が少なく、薄くできており、内出血・むくみ・裂傷などの不調が現れやすい部位です。

上眼瞼の内側に涙腺があり、血漿から「涙液」を産生しています。

涙液はゴミを洗い流すだけではなく、角膜に酸素や栄養分を補給する役割と、リゾチームや免疫グロブリンを含んでいるので、角膜や結膜を病気の感染から守っています。

鼻は嗅覚情報の需要器官です。

「鼻腔」は、薄い板状の軟骨と骨でできた「鼻中隔」によって左右に仕切られています。

鼻中隔の前部は、毛細血管が多く粘膜も薄いために傷ついて鼻血を起こしやすい部位です。

鼻腔の粘膜に炎症が起き、腫れた状態を鼻炎といいます。

鼻炎になると、鼻汁過多や鼻詰まり(鼻閉)などの症状が現れます。

「副鼻腔」は、鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥の骨にある空洞の総称です。

副鼻腔も鼻腔同様、線毛があって、粘液を分泌する粘膜で覆われています。

鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭く、鼻腔が腫れると副鼻腔開口部が塞がれた場合、副鼻腔炎を生じることがあります。

耳は「聴覚情報」と「平衡感覚」を感知する器官です。

外耳・中耳・内耳で主に構成されていて、その中に鼓膜や耳管が存在します。

耳の仕組み
  1. 外耳:耳介(耳の部分)と外耳道からなる
  2. 中耳:鼓膜・鼓室・耳小骨・耳管からなる
  3. 内耳:蝸牛と前庭からなる

外耳道から伝わってきた音は、鼓膜を振動させ、3つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、内耳に伝導します。

中耳の一部である「鼓室」は「耳管」で鼻腔や咽頭と繋がっています。

吉田
吉田
小さな子供は、耳管が細く水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入しやすく病気になりやすいのです…。

内耳は聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つからなっており、どちらも内部はリンパ液で満たされています。

まとめ

前回・前々回の「消化器系」や「呼吸器・循環器系」と比べると構造がシンプルなため、比較的覚えやすいかなと思います。

今回の項目で特に注意したいのは、皮質と髄質の2種類の働きをもつ「腎臓」くらいでしょうか。

目に関する出題は各都道府県でも度々多く取り上げられているので、しっかりと暗記して試験に臨みたいポイントです。

長かった「人体の働き」も、次回の「運動器官と脳・神経系」で終了です!

吉田
吉田
残りも頑張っていきましょう!
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吉田
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