第2章

登録販売者試験:第2章「人体の構造と働き(消化器系)」の暗記ポイント・要点まとめ

この記事からは第2章の勉強ポイントをお伝えしていきます。

第1章の学習がまだの方はまず第1章の学習から始めましょう!

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第2章で学ぶことは主に、「身体の仕組み」についてです。

これから紹介していく「人体の構造と働き」に関しては、消化器、脳、呼吸器…など、難しい単語が多く、覚えにくいポイントがずらりと並んでいます。

数が多くなってしまうため、今回は「消化器系」に焦点を当ててみました。

図を見せられて、「ここは何という名前の臓器ですか?」という問いはないのですが、「この臓器は○○を生成している」といった問いがかなり多いです。

文字で覚えるのは大変ですが、それぞれの因果関係を結び付けながら覚えていくと引っかけにも対応しやすくなるかと思います。

吉田
吉田
…ということで、しっかり勉強していきましょう!

消化器系

消化器系は消化管と消化腺のふたつの要素から成り立っています。

消化管は口腔から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約9mです。

咀嚼、消化管の運動による「機械的消化」と、消化腺による各臓器から分泌される消化液を元にした「科学的消化」のふたつに大きくわかれます。

消化について

消化管=口腔・咽頭・食道・胃・小腸・大腸・肛門
消化腺=唾液腺・肝臓・胆嚢・膵臓

消化管は機械的消化
消化腺は科学的消化

口腔

口腔は、舌・歯周組織・唾液腺が暗記ポイントです。

舌は「舌乳頭」と呼ばれる無数の小さな突起があります。

吉田
吉田
舌表面をがざらっとしている部分ですね!

また、味蕾という味覚を感知する部位も存在しています。

歯周組織は「歯肉」「歯槽骨」「歯根膜」「セメント質」でできており、歯(歯冠表面)は「エナメル質」で覆われていて、その下に「象牙質」があり、「歯髄」を囲んでいます。

吉田
吉田
虫歯(う蝕)が象牙質に達すると痛みを感じるんですよ。

唾液腺は虫歯を防ぐため、ややアルカリ性で、飲食で酸性に傾いたpHを中性(pH6.8~7.0)に保つ働きがあります。

唾液は「リゾチーム」などの殺菌・抗菌物質を含んでいて、口の中を清潔に保つ役割も…。

また、炭水化物を分解する消化酵素も含んでおり、「唾液アミラーゼ(プチアリン)」と呼ばれ、デンプンを「デキストリン・麦芽糖」に分解します。

咽頭・食道

咽頭は、鼻腔・口腔・食堂・喉頭との間にあります。

消化管と気道が交わるところで、嚥下の際には「喉頭蓋」が反射的に閉じ、食物などが喉頭や気道に流れるのを防ぎます。

吉田
吉田
水を飲んでむせるときは、喉頭蓋が何らかの理由で閉まらなくて、気道に入るからです!

食道は喉元からみぞおち辺りまで続く、直径1~2cmの管状の気管で、消化液の分泌はありません。

嚥下された飲食物は食道の運動によって胃に運ばれます

胃に運ばれる仕組みは重力ではありません。

食道の上端と下端には「括約筋」があり、胃の内容物の逆流を防いでいます。

胃は上腹部にある臓器で、内壁は粘膜で覆われています。

多くのひだがあり、胃液にはタンパク質を消化する酵素であるペプシンと胃酸(塩酸)が含まれています。

胃酸(塩酸)の字から見てわかる通り、胃の内部は強酸性に保たれています。

吉田
吉田
飲食物が消化している間に胃内で腐敗や発酵しないようにするためです。
胃の働きについて

胃粘膜の表面にある胃腺からペプシノーゲンや胃酸を分泌

胃酸+ペプシノーゲン=ペプシン(タンパク質を消化するための酵素)
ペプシン+タンパク質=ペプトン(半消化されたタンパク質)

小腸

小腸は「十二指腸」「空腸」「回腸」の3部分に分かれていて、栄養分の吸収に重要な器官となっています。

十二指腸、空腸、回腸の明確な境目はありません。

十二指腸で分泌される十二指腸液と、膵臓から分泌される膵液(トリプシノゲン)が合わさるとトリプシンというタンパク質の消化酵素が生まれます。

胃から繋がる25㎝程の湾曲した部分を十二指腸といい、そこから連なる上部2/5が空腸、下部5/3が回腸です。

膵臓

膵臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するためのホルモンの一種、「インスリン」と「グルカゴン」を血液中に分泌する内分泌腺です。

消化腺としての役割は、「膵液」を十二指腸へ分泌すること。

吉田
吉田
膵液は弱アルカリ性で、胃で酸性になった内容物を中和する役割も担っています。

「脂質・タンパク質・炭水化物」の三大栄養素をそれぞれ消化する酵素を供給しています。

膵臓の酵素
  • 脂質分解酵素:リパーゼ
  • →脂肪を脂肪酸、グリセリンに分解

  • タンパク質分解酵素:トリプシノーゲン
  • →小腸でトリプシンとなり、胃で消化途中のペプトンをアミノ酸に分解

  • 炭水化物分解酵素:アミロプシン(膵液アミラーゼ)
  • →デンプン・麦芽糖をブドウ糖に分解

胆嚢・肝臓

胆嚢は、肝臓で作られた胆汁を濃縮して蓄える器官です。

胆汁に含まれる「胆汁酸塩(コール酸など)」は、脂質の分解を容易にし、脂溶性ビタミンの吸収を助ける役割があります。

さらに、胆汁には古い赤血球や余分なコレステロールを排出する役割もあり、赤血球のヘモグロビンが分解された老廃物はビリルビン(胆汁色素)と呼ばれます。

吉田
吉田
肝臓は体内で最も大きな臓器!

胆汁の産生と栄養分の代謝・貯蔵を担う器官です。

ブドウ糖はグリコーゲンと、脂溶性・水溶性ビタミンを貯蔵しています。

アルコールやアンモニアを始めとする有害物質の無毒化・代謝は肝臓によって行われており、医薬品として摂取した成分の多くもここで代謝されます。

有害物質と生体物質について
  • 有害物質の無毒化・代謝
  • アルコール→アセトアルデヒド→酢酸
    アミノ酸→アンモニア→尿素

  • 生体物質の産生
  • コレステロール:糖・脂質から産生
    アルブミン:血液の浸透性を保持する血漿タンパク質
    フィブリノゲン:血液の凝固に関する血漿タンパク質
    必須アミノ酸以外のアミノ酸:バリン、ロイシンなど

大腸

大腸は「盲腸・虫垂・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸」から構成される管状の臓器です。

吉田
吉田
小腸と違い、内壁粘膜に絨毛が無いのが特徴!

水分、Na(ナトリウム)、K(カリウム)などの電解質の吸収が行なわれ、糞便が形成されます。

糞便の大半が水分で、食物の残滓は約5%。

「S状結腸」に溜まった糞便が「直腸」に送られると便意が起こります。

大腸では消化はほとんど行われませんが、腸内細菌によって食物繊維が発酵・分解されます。

腸内細菌について
  • 善玉菌:ビフィズス菌など
  • 悪玉菌:大腸菌、ブドウ球菌など

悪玉菌が増えると、体調を悪化させたり、腸内を腐敗させる原因
メタン・二酸化炭素などのガスを生成する

肛門

肛門は、直腸粘膜が皮膚へと連なる体外への開口部です。

肛門周辺は「肛門括約筋」で囲まれていて、意識的に排便を調整することができます。

肛門周囲は「静脈」が細かい網目状に通っていて、この血管がうっ血すると痔の原因になります。

まとめ

この記事にまとめた項目で、とにかく頭に叩き込んでいただきたいのが「消化酵素」です。

出題頻度が高く。馴染みのない言葉な上に、どれも似たり寄ったり…で、多くの受験生を泣かせてきました。

吉田
吉田
ポイントでまとめているところはしっかり覚えてくださいね!

「人体の構造と働き」はもうしばらく続きます!

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吉田
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登録販売者資格受験ナビ管理人