第3章

登録販売者試験:第3章「精神神経に作用する薬(かぜ薬)」の暗記ポイント・要点まとめ

登録販売者試験での最難関ポイント、3章に突入します!

覚えきれず、理解できず…で勉強を断念したり、点を落として不合格になったりする人が多いのがこの3章です。

吉田
吉田
試験としては引っ掛けに使いやすく、受験者は覚えにくいというのが本音…。

正直なところしんどい内容になりますが、これを乗り切ればあとは楽に感じるでしょう。

まずは誰もが一度は飲んだことがあるであろう、かぜ薬のお話から始まります!

かぜ薬

「かぜ(感冒)」の症状は、くしゃみ、鼻汁・鼻づまり、咽喉頭痛、咳、痰などの呼吸器症状と、発熱、頭痛、関節痛、全身倦怠感などさまざまな全身症状が組み合わさっています。

医学的にはかぜ症候群といい、主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる上気道の急性炎症の総称です。

かぜの約8割はウイルス(ライノウイルス、アデノウイルスなど)の感染が原因で、細菌の感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もあります。

解熱鎮痛成分

  • アスピリン・サザピリン
  • サリチル酸系解熱鎮痛成分
    注意:いかなる場合も小児(15歳未満)に使用はしないこと

    ピリンとついていますが、この2つはピリン系ではありません。

  • サリチルアミド、エテンザミド
  • 注意:15歳未満で水痘、インフルエンザの場合は使用を避ける

  • アセトアミノフェン
  • 小児のインフルエンザによる発熱に唯一使用可能

  • イブプロフェン
  • OTC薬では15歳未満の使用は不可

  • イソプロピルアンチピリン
  • 一般用医薬品では唯一のピリン系

抗ヒスタミン成分、抗コリン成分

主に鼻水、くしゃみを抑える目的で使用されています。

抗ヒスタミン成分
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩
  • カルビノキサミンマレイン酸塩
  • メキタジン
  • クレマスチンフマル酸塩
  • ジフェンヒドラミン塩酸塩

副作用:眠気(運転・機械操作に注意)

抗ヒスタミン成分は睡眠改善薬、鎮咳去痰薬、アレルギー用薬など幅広い薬に使用されています。

抗コリン成分
  • ベラドンナ総アルカロイド
  • ヨウ化イソプロパミド

副作用:眼圧上昇

アドレナリン作動成分

鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を広げる成分です。

生薬ではマオウが同様の作用を表すため、かぜ薬に配合されている場合があります。

アドレナリン作動成分
  • メチルエフェドリン塩酸塩
  • メチルエフェドリンサッカリン塩
  • プソイドエフェドリン塩酸塩等

注意:いずれの成分も依存性があることに留意

鎮咳成分・去痰成分

鎮咳は咳を鎮める(咳止め)効果、去痰は痰を切りやすくする効果があります。

咳止めには依存性のある成分が含まれており、長期服用は避けるようにします。

鎮咳成分
  • コデインリン酸塩(依存性あり)
  • ジヒドロコデインリン酸塩(依存性あり)
  • デキストロメトルファン臭化水素酸塩
  • ノスカピン
  • チペピジンヒベンズ酸塩
  • クロペラスチン塩酸塩
吉田
吉田
〜コデインとつく名前の成分は依存性があります!

店舗では購入制限が付いているものがほとんどです。

去痰成分
  • グアイフェネシン
  • グアヤコールスルホン酸カリウム
  • ブロムヘキシン塩酸塩
  • エチルシステイン塩酸塩

抗炎症成分

抗炎症成分は炎症による腫れを和らげる作用があります。

  • リゾチーム塩酸塩
  • 鶏卵の卵白から抽出したタンパク質
    鶏卵アレルギーがある人が服用した場合、重篤なアレルギー症状を招く可能性がある
    注意:鶏卵アレルギー

  • セミアルカリプロティナーゼ・ブロメライン
  • タンパク質分解酵素
    体内で産生される炎症物質(起炎性ポリペプチド)を分解する
    フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用もあり、血液凝固異常・肝障害があると出血傾向を悪化させる恐れがある
    注意:肝障害

  • トラネキサム酸
  • 体内での起炎物質の産生を抑制することで炎症の発生を抑え、腫れを和らげる
    凝固した血液を溶解されにくくする働きがある
    胃粘膜保護のセトラキサートとの併用は医師と相談を
    注意:血栓のある人

  • グリチルリチン酸二カリウム
  • 化学構造がステロイド性抗炎症成分に類似しているため、抗炎症作用がある
    生薬であるカンゾウの主たる薬効成分でもある
    1日最大服用量がグリチルリチン酸として40mg以上となる製品は長期連用を避ける
    1日摂取量がグリチルリチン酸として200mgを超えないように定められている
    むくみ、心臓病、腎臓病又は高血圧のある人や高齢者では偽アルドステロン症を生じるリスクが高い
    注意:偽アルドステロン症

漢方処方成分

みんなが嫌いな漢方ですが、すべて試験で出てきます。

特に葛根湯、小柴胡湯(しょうさいことう)は重篤な副作用を招く危険があるので、頻出問題のひとつです。

  • 葛根湯(かっこんとう)
  • 体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに適す
    体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感等の副作用が現れやすいなど、不向き
    注意:偽アルドステロン症、肝機能障害

  • 麻黄湯(まおうとう)
  • 体力充実して、かぜのひきはじめで、発熱、頭痛、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまりがあるときに適す
    胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感、発汗過多、全身脱力感などの副作用が現れやすい

  • 小柴胡湯(しょうさいことう)
  • 体力中等度で、食欲不振、吐きけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状に適す
    胃腸虚弱、胃炎のような消化器症状にも用いられるが、体の虚弱な人には不向き
    インターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎の副作用が現れるリスクが高い
    注意:肝臓病の既往歴、インターフェロン製剤で治療中の人

  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
  • 体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適す

  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
  • 体力中等度又はやや虚弱で、気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適す
    体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感等の副作用が現れやすい

  • 桂枝湯(けいしとう)
  • 体力虚弱で、汗が出るもののかぜの初期に適すとされる。

  • 香蘇散(こうそさん)
  • 体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず胃腸の弱いもののかぜの初期、血の道症に適す

まとめ

今回はかぜ薬をメインに勉強ポイントをまとめましたが、なんとなく聞き覚えのある単語があったかと思います。

イブプロフェンなどであれば、CMなどでも耳にする機会はあるかもしれませんね!

吉田
吉田
わたしが実務を経験する中で、一番問い合わせが多いのがかぜ薬についてです。

日常生活でも応用できる知識なので、覚えておいて損はないかなと思います。

あと、過去問でもかなりの出題率なので、しっかり暗記しましょうね!

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吉田
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登録販売者資格受験ナビ管理人