The 54th Annual Meeting of the Japanese Society of Opthalmological Optics

会長挨拶

 この度、第54回日本眼光学学会総会を平成30年(2018年)9月8日(土)・9日(日)の両日、新潟市の朱鷺メッセで開催する運びとなりました。学会総会の担当を仰せつかり大変光栄なことでございますが、責任の重さも痛感しております。日本眼光学学会は、医学と工学の研究者が集う、眼科の学際的な学会であり、学会総会も隔年で医学と理工系が交互に担当することが理想という理事長の大阪大学不二門尚教授のお考えもありまして、担当を決意いたしました。
 ところで、眼光学には2つの対象があると思います。ひとつは眼の光学系です。眼の光学モデルの構築も研究テーマに含まれ、古くはグルストランドの模型眼が有名で、最近では水晶体の屈折率分布までシミュレーションしたモデルが紹介されています。また、臨床における屈折検査は、眼の光学系の屈折や眼軸長を、間接的な方法で調ベています。もう一方の対象は、眼を調べるための装置です。眼科では、様々な装置が使われておりますが、そのほとんどの装置が光学系を含んでいます。最近では低コヒーレンス干渉断層画像法(OCT)の著しい技術的進歩と臨床応用の広がりから、この側面の研究は活気を帯びています。
 54回総会では、第1の側面として、眼そのものの理解が大事な、また眼光学学会の重要な基礎テーマである「屈折」と、第2の側面である検査装置としては「OCT」をフューチャーして招待講演やシンポジウムを企画いたしました。さらに、昨今、著しく進歩しているAIについてのシンポジウムも企画します。
 特別講演は、前田直之先生(湖崎眼科)にお願いしました。角膜形状解析から円錐角膜のご研究について、歴史的な展開を含めて講演いただけるものと思います。また、海外からの招待講演者としてNational University of Ireland, GalwayのAlexander Goncharov先生に、眼の光学モデルの研究者からみた最新の眼内レンズや眼内レンズ度数計算式について、講演いただける予定です。
 9月初旬は新潟のベストシーズンだそうです。東京からは新幹線で、また新潟空港には福岡、大阪、名古屋、札幌からのフライトが便利です。夜は日本海料理を満喫しながら、昼は眼光学の勉強に集中、というのも一考かと存じます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第54回日本眼光学学会総会
会長 三橋 俊文
   (筑波大学医学医療系眼科)